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STEMCELL Technologies hPSC Genetic Analysis hPSC Genetic Analysis Kit

  • 研究用

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hPSC Genetic Analysis Kit(ST-07550)には、ヒトES/iPS細胞で報告されている8つの最も一般的な核型異常を検出するために必要なすべてのコンポーネントが含まれています。qPCRベースのキットである本品は、迅速で費用対効果の高い方法で複数のヒト多能性幹細胞 (hPSC) 株の遺伝子スクリーニングを行うことが可能で、20サンプルをtriplicate (n=3) で分析するのに十分な試薬を含んでいます。5-カルボキシフルオレセイン(5-FAM)色素を用いたダブルクエンチプローブを使用しており、シングルクエンチプローブに比べて優れた性能を発揮します。

キットの構成品には、ゲノム内の対照領域へのプライマー/プローブミックス、8つの一般的な変異領域内の重要な最小領域を検出するよう設計されたqPCR Master Mix、ROX Reference Dye、バッファーおよびプライマー/プローブミックスが含まれます。さらに、対象領域にわたってコピー数が正常であることが実証されたゲノムDNAコントロールも含まれています。

オンラインの遺伝子解析アプリケーション(www.stemcell.com/geneticanalysisapp)は、データの解析と解釈に役立つように設計されています。qPCRデータを入力するだけで、統計解析を実行し、データの解釈を支援し、データを視覚的に表現します。

2018/05/14 12:00の製品情報

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本製品は研究目的にのみ使用し、人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないようにご注意ください。

製品の特長

hPSC Genetic Analysis Kitをもちいて、hPSCの主な核型異常をqPCR解析で検出できます

  • TARGETED: hPSCの多くの核型異常を検出できるように設計されています
  • RAPID: 細胞から結果が出るまで1日以内です
  • COST-EFFECTIVE: サンプルあたりのコストが低く、複数のサンプルをより頻繁にスクリーニングできます
  • CONVENIENT: オンライン遺伝子解析ツールで便利にデータ解析・解釈できます

アプリケーション

  • ヒトES/iPS細胞の品質管理
  • ドラッグスクリーニング
  • 毒性試験
  • 幹細胞研究
  • 疾患モデル研究

製品詳細

キット構成:

qPCRマスターミックス、ROX Reference Dye、バッファー、設計済プライマー/プローブのミックス、ゲノムDNAコントロール

解析対象の染色体領域:

Chr 1q、Chr 4p、Chr 8q、Chr 10p、Chr 12p、Chr 17q、Chr 18q、Chr 20q、Chr Xp

ヒトES/iPS細胞で報告されている遺伝子異常の約75%をカバーしています。各領域内で増幅する配列およびその長さは非開示ですが、領域全体を増幅するわけではございません。

実験操作のコツ:

正しい結果を得るために、必ずご実験前にご確認ください:Technical Tips and Tricks

データ解析用ツール:

hPSC Genetic Analysis KitによるqPCRのデータ分析・解釈には、STEMCELL Technologies社からオンライン遺伝子解析ツールを無償で提供しています。qPCRデータを入力することで、統計解析の実行およびデータ解釈を支援します。

hPSC Genetic Analysis Kit 解析支援ウェブサイト(STEMCELL Technologies社)

注意事項:

本キットは、あくまでも遺伝子異常のスクリーニングを目的としています。核型異常および染色体コピー数の決定には、従来法(Gバンド法など)を用いてください。

本キットが解析対象とする遺伝子異常の詳細は、文献(International Stem Cell Initiative et al. (2011))をご参考ください。

国内ユーザー様の声

  • 遺伝子導入株やゲノム編集等のクローンの品質管理目的で使用しました。
    複数株を低コストで簡便にスクリーニングできるのが良いです。(K大学医学部・M様) 
  • Gバンド法による核型解析と比べて、非常に簡便で使い易かったです。今後も利用したいです。(H大学医学部・H様)
  • 疾患由来iPS細胞株の核型異常を見つけることができました。
    Gバンド法と比べてコストが大幅に低く、短時間の操作で結果が出ました。
    データ解析用ツールも便利でした。(T大学研究所・L様)
  • これまで核型解析は行っていませんでしたが、ヒトiPS細胞6株中3株で核型異常が示唆されました。
    簡便で良かったので今後も利用したいです。(O大学薬学部)

データ紹介

12トリソミーの同定

ST-07550_hPSC_data1.jpg

(A) hPSC Genetic Analysis KitでWLS-1C hiPS 細胞株の12番染色体のトリソミー(12トリソミー)を検出
(B) Gバンド法による確認

転座による1q染色体重複の同定

ST-07550_hPSC_data2.jpg

(A) hPSC Genetic Analysis KitでWLS-1C hiPS 細胞株の1q染色体重複を検出
(B) Gバンド法による確認

20q11.21染色体重複の同定

ST-07550_hPSC_data3.jpg

(A) hPSC Genetic Analysis KitでSTiPS-4D1 hiPS 細胞株の20q11.21染色体重複を検出
(B) Gバンド法では染色体重複を検出できず
(C) 20p11(緑)と20q11.21(赤)のプローブによる蛍光in situハイブリダイゼーションで確認

その他のデータはこちらからご覧ください:
Detect Karyotypic Abnormalities in Human ES&iPS Cells

動画マニュアル

How to Set Up a hPSC Genetic Analysis Kit Experiment

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