STEMCELL Technologies IntestiCult IntestiCult Organoid Growth Medium (Mouse)
- 研究用
「IntestiCult™による腸内ウイルス感染の研究」最新情報
IntestiCult™ Organoid Growth Medium (Mouse)(ST-06005)は、マウス腸オルガノイドを効率よく樹立し長期に維持するための、組成が明確な無血清培地です。腸オルガノイドは「ミニ腸」とも呼ばれ、小腸・大腸の上皮と付随する幹細胞の動態を研究するのに便利なin vitro器官培養系です。IntestiCult™で培養したオルガノイドは、成体腸管上皮にある既知の全細胞型を含む極性化した上皮を示すのが特徴です。本品で培養すると、個々の腸陰窩が迅速にオルガノイドを形成します。
オルガノイド培養の用途には、正常および腫瘍形成性の腸上皮発達と機能の研究、腸疾患モデル、幹細胞特性と再生医療の研究などがあります。成体腸との生理学的関連性が高く、便利な試験管内での特性解析が可能になります。
製品の特長
IntestiCult™ OGM (Mouse)をもちいて、マウス腸オルガノイドを樹立・維持できます
- 成体腸上皮の特徴と組織を再現した便利なin vitro培養系です
- 無血清で組成が定義されているため、一貫した結果を得ることができます
- 1週間以内に腸管オルガノイドを生成します
- 簡易なフォーマットと使い勝手の良いプロトコールでご提供します
5日培養後のマウス腸管上皮オルガノイド
Technical Tips
- 詳細なプロトコールやコツは、製品添付文書のほか以下をご参照ください:
IntestiCult™ Organoid Growth Medium (Mouse)を用いた腸上皮オルガノイドの形成
マウス腸オルガノイド培養における重要ポイント - IntestiCult Organoid Growth Medium (Mouse) の完全培地に、1mM バルプロ酸(Valproic acid)および1μM CHIR99021を添加することで、マウス腸管オルガノイドの培養効率が向上する場合があります。
参考文献: Yin X, et al. Niche-independent high-purity cultures of Lgr5+ intestinal stem cells and their progeny. Nat Methods. 2014 Jan;11(1):106-12. - マウス腸オルガノイド由来の単層培養をおこなうためのプロトコールはこちら:
How to Generate Mouse Intestinal Organoid-Derived Monolayers Using IntestiCult™