STEMCELL Technologies HepatiCult HepatiCult Mouse Organoid Medium

  • 研究用

HepatiCult™ Organoid Growth Medium (Mouse) は、マウス肝前駆細胞オルガノイドを樹立し維持するための、definedな組成の無血清培地です。これらのオルガノイドあるいは「ミニ肝臓」は、肝幹細胞および前駆細胞を研究するためのin vitro器官培養系を提供します。HepatiCult™で培養したオルガノイドは、肝幹細胞および前駆細胞(PROM1、AXIN2、SOX9、CD44)、肝管(KRT19、HNF1b)、ならびに肝細胞(HNF4a、AFP)のマーカー遺伝子を発現する上皮を特徴とします。肝オルガノイドは4〜7日ごとに継代でき、凍結保存が可能で、下流の分化にも利用可能です。

HepatiCult™は、Corning®Matrigel®ドームに埋め込まれた、または希釈Matrigel®に懸濁されたマウス肝オルガノイド培養をいずれもサポートします。オルガノイド培養は、生理学的関連性のある便利な系での肝上皮の特徴付けを可能にし、動物使用の必要性を減らします。

2018/05/14 12:00の製品情報

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本製品は研究目的にのみ使用し、人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないようにご注意ください。

製品の特長

HepatiCultは、マウス肝前駆細胞のオルガノイドを樹立し維持するための培地です

特長

  • 簡易なin vitro培養系:4~5日で肝臓オルガノイドの形成が可能
  • STEP-BY-STEPなプロトコール:障害モデルや肝管のハンドピッキングおよび細胞ソーティングなど不要
  • シンプルな2-コンポーネント組成:成分が明確な無血清培地
  • フレキシブルなプロトコール:マトリックスドームまたは懸濁液どちらでも肝オルガノイドを形成可能

用途

  • 肝幹細胞・胆管上皮細胞研究
  • 肝細胞がん・肝疾患モデル研究
  • 創薬毒性試験

プロトコール概要

肝臓組織から肝管の単離プロトコール(Matrigelドーム法)

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  1. 解剖したマウスの肝臓組織を細かく切断して、酵素消化バッファー(EDB: Enzymatic Digestion Buffer)で消化させます(37℃、2時間)。
  2. 消化した肝管をピペッティングし、24ウェルプレートの中央の30 - 50 μL Matrigelドームに埋め込みます。
  3. ドームを37℃、10分間凝固させ、750 μLのHepatiCult Mouse Organoid Growth Mediumを加えます。

データ例

マウス肝前駆細胞オルガノイドは、肝管断片、シングルセルまたは凍結オルガノイドからスタート可能

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HepatiCult Mouse Organoid Mediumで(A)肝管断片(B)シングルセル(C)凍結オルガノイドからスタートし、得られた肝臓オルガノイド。初代培養7日目または解凍後継代P1(凍結オルガノイド)のイメージ。すべての肝臓オルガノイドはMatrigelドームに埋め込んで培養。 

Matrigelドームまたは懸濁液でも肝臓オルガノイドを形成可能

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HepatiCult Mouse Organoid Mediumを用いて(A)Matrigelドーム(B)Matrigel懸濁液で培養して得られたマウス肝管断片由来肝前駆細胞オルガノイド。いずれの培養条件で得られたオルガノイドも、4~7日以内に継代可能。 

HepatiCult Mouse Organoid Mediumで得られたオルガノイドは、成熟した肝上皮の典型的な特徴を明示

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(A)肝前駆細胞オルガノイドは、肝上皮の典型的な多角形形態を示す。
(B)オルガノイドとして培養された肝臓前駆細胞は、成熟肝細胞の共通特徴の二核形態(▼印)を示す。
(C)免疫細胞化学分析でオルガノイドの外側に沿ってMRP4(膜結合型の一方向流出輸送体)(緑)の局在化が観察できた。細胞核:DAPI(赤)。
(D)肝臓オルガノイドは、アクティブに分裂している前駆細胞ポピュレーション(Ki67遺伝子発現(赤))を含む。核染色:DAPI(青) 

Matrigelドームおよび懸濁液で培養した肝臓オルガノイドの遺伝子発現解析

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HepatiCult Mouse Organoid Mediumを用いて、MatrigelドームおよびMatrigel懸濁液で得られた肝臓オルガノイドに対おける、RNA-seqでのマーカー発現解析。いずれも肝幹・前駆細胞の関連するマーカーを発現。オルガノイドは、胆管細胞および肝細胞を含む成熟肝細胞型に関連する遺伝子を低レベルに発現。MatrigelドームおよびMatrigelのカラムは、継代における生物学的反復(継代数P1~40)。 

HepatiCult Mouse Organoid Mediumで得られたオルガノイドの増殖

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HepatiCult Mouse Organoid Mediumで培養したオルガノイドは、継代培養でも効率的に増殖する。オルガノイドは平均1:25の分割比で継代された。

肝前駆細胞オルガノイドの分化

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HepatiCult Mouse Organoid Medium(EM)で培養した肝臓オルガノイドは、分化培地(DM)に切り替えるとより成熟細胞型へ分化。分化培地に切り替えた後の肝臓オルガノイドは、成熟肝臓のマーカー (A) Hnf4α (B) Alb および胆管マーカー (E) Krt19 (F) Hnf1β の発現が上昇し、肝幹・前駆細胞マーカー (C) Sox9 (D) Axin2 の発現が低下した。
各マーカーの相対定量(RQ)は、報告された18SおよびTBPハウスキーピング遺伝子で補正され、肝前駆細胞オルガノイドと比較して正規化されたデータ。
※ 分化培地の組成は製品関連文献1, 2を参照

技術資料

製品関連文献

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