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Thermo Fisher(Dynabeads) Dynabeads Dynabeads Streptavidin for In Vitro Transcription

  • 研究用
  • 新製品

Dynabeads™ Streptavidin for In Vitro Transcriptionは、ストレプトアビジン分子と共有結合した直径1 μmの単分散常磁性ビーズで、ビオチン化DNAテンプレートとの結合が可能です。mRNA合成を μg ~ g 単位で行うために設計されており、シンプルで柔軟性が高く、自動化に対応しています。

mRNA合成のワークフローでは、プラスミド調製の労力とコストを最小限に抑えながら、ビーズ - 鋳型複合体を保存し、連続した固相 in vitro 転写(IVT)反応で再利用することができます。

2018/05/14 12:00の製品情報

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本製品は研究目的にのみ使用し、人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないようにご注意ください。

製品の特長

Dynabeads™ Streptavidin for In Vitro Transcriptionで効率良くmRNAを合成

  • 柔軟性 - mRNAの試験管内転写 (IVT) 用のDNAテンプレートによって、デザインと増幅の柔軟性が向上
  • 効率 - DNAテンプレートの再利用(6回以上)によって、コスト、プラスミド調製時間、および宿主細菌DNAの移行リスクを低減
  • 拡張性 - 必要な規模とスループットに合わせて、手動から自動ワークフローに移行可能
  • 品質 - RNAベースの創薬から商業生産まで、技術や原材料を切り替えることなく一貫して使用できる磁気ビーズ

再利用可能なビーズベースの試験管内転写 (IVT)

ビオチン化鋳型は、プラスミドまたは合成DNAコンストラクト中の標的配列のPCR増幅によって作られます。この場合、T7プロモーターの30-100塩基対上流に位置するビオチン化フォワードプライマーと非ビオチン化リバースプライマーを使用します。PCR増幅の代替として、直鎖化プラスミドをビオチン-dUTPの5' 突出配列へのフィルイン反応によってビオチン化することもできます。
ビオチン化鋳型はDynabeads Streptavidinに直接固定化され、事前の精製なしにIVTが可能です。ビーズ結合鋳型は IVT で直接使用され、その後磁気分離により合成 mRNA から除去されます。鋳型はその後、連続した IVT 反応で少なくとも 6 回再利用できます。
このプロトコールは μg から g 単位のmRNAまで拡張可能です。

自動化によるハイスループット精製が可能

直径 1 μm のDynabeads 磁性ビーズはハイスループット精製に理想的です。この工程は、KingFisher Sample Purification Systems や液体ハンドラーの使用により自動化できます。

商業用供給に関して

製造拠点は、ISO 13485により認証されています。ビーズの特性と製造条件により、一貫性とバッチの再現性が保証され、商業的供給に理想的な選択肢となります。
本品を市販の製品やサービスでカスタマイズする場合、あるいはより大きなバルク容量が必要になる場合は、弊社までお問い合わせください。

製品仕様

  • 濃度: 10 mg/mL
  • 製品タイプ: 磁性ビーズ
  • リガンドタイプ: ビオチン
  • ビーズ直径: 1 μm
  • ビーズ材質: 磁性ポリスチレン
  • 使用対象(アプリケーション): IVT mRNA 合成
  • 使用対象 (装置): KingFisher™ Sample Purification System、DynaMag™ 磁石
  • ハイスループット適合性: あり
  • 認証/コンプライアンス: ISO9001 および ISO 13485

固相RNA合成・精製のワークフロー

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(A) ビオチン化鋳型は、ビオチン化フォワードプライマーと非ビオチン化リバースプライマーを用いて、プラスミド構築物または合成DNA構築物中の標的配列をPCR増幅することにより作製されます。PCR増幅の代替法として、正しいプラスミド設計があれば、直鎖化プラスミドを、5' オーバーハング配列のビオチン-dUTPのフィルイン反応によってビオチン化することができます。ビオチン化鋳型は、Dynabeads Streptavidin for In Vitro Transcription ビーズに直接固定化され、事前の精製は不要です。ビーズに固定化された鋳型は IVT にそのまま使用され、その後磁気分離によって合成mRNA から除去されます。鋳型は、連続した IVT 反応で少なくとも 6 回再利用できます。
(B) IVT ステップで得られた未精製 RNA を Dynabeads Carboxylic Acid for RNA Purification と混合し、Dynabeads RNA Binding Buffer を加えます。RNAはビーズ表面に結合し、反応混合物の残りの成分は磁石を当てて上清を捨てることにより除去します。

データ紹介

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(A) IVTで鋳型を6回連続で再利用した場合、RNA 収量には再現性が見られます。
(B) 1、3、6回目のIVTで合成されたRNAの電気泳動像の重ね合わせは、RNAの完全性が同一であることを示しています。
(C) qPCRで検出される、再利用中の鋳型の溶出は低くなりました。最初のIVT工程で最も溶出量が多く、DNase処理も別の精製工程も行わずに、マイクログラムの未精製 RNA中にわずかピコグラムのDNAしか認められませんでした。LC-MS/MS による未精製IVTサンプル中のヌクレオシド定量では、総核酸中に0.01% 未満のDNAが確認されました (data not shown)。

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