Thermo Fisher(Dynabeads) Dynabeads Dynabeads M-280 Streptavidin
- 研究用
粒径2.8 μm の均一な超常磁性高分子ポリマービーズの表面に、高品質のストレプトアビジンが化学的に結合しています。
ストレプトアビジン結合Dynabeads製品の中で最も早く販売され、多種多様なアプリケーションで使用され論文に引用されています。
製品の特長
ビオチン化プライマーを用いてPCR増幅したDNAのsolid phaseシークエンシングをはじめ、DNA/RNA結合タンパクの精製、DNA/RNAハイブリッドによる特定のDNA配列の分離、ラベル化一本鎖DNAの作製、in vitro mutagenesisなど分子生物学の分野などで広く利用されます。
- ビーズ粒径: 2.8 μm
- 濃度: 10 mg/mL (6 - 7x108 beads/mL)
- バッファー組成: PBS, pH 7.4 / 0.1% BSA /0.02% NaN3
ストレプトアビジン結合Dynabeads アプリケーション例

関連リンク
技術資料
アプリケーションノート
- Dynabeads Streptavidin; Automated panning of phage display libraries using KingFisher (E)
- Dynabeads Streptavidinを用いたPCR増幅産物のDirect Genomic Sequencing
- Dynabeads Streptavidinを用いたP53 PCR Direct Sequence
- Dynabeads Streptavidinを用いた異常プリオン蛋白質の分離法
- Dynabeads Streptavidinを用いた大腸菌群16S rRNA遺伝子のシーケンス
- Dynabeads Strepavidinを用いたTriplex Affinity Capture
- Dynabeads Streptavidinを使ったDNA affinity precipitation assay(DNAP assay)
- Dynabeads Streptavidinを用いたRARGIP法によるDNAクローニングの効率化
- Dynabeads Streptavidinを用いた迅速(変異遺伝子)検査法の検討
製品関連文献
よくある質問
- Dynabeadsを一時的に凍結させてしまいましたが、使用可能ですか?
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一度凍結させてしまったDynabeadsの使用は推奨していません。凍結によって皮膜に亀裂が入り磁性体が放出されることがあります。凍結/融解を繰り返すとより亀裂は大きくなると考えられるので再度の凍結保存はしないでください。緩衝液に十分に浸かった状態で冷蔵保存(2-8℃)してください(乾燥はパフォーマンスを低下させます)。凍結させてしまったDynabeadsはメーカー保証の対象外となり、ご利用はお勧めしませんが利用の可否につきましては予備実験等の結果を見てご判断いただければと思います。
開く閉じる - Dynabeadsは乾燥してもパフォーマンスに影響ありませんか?
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Dynabeadsを乾燥させることはパフォーマンスが低下する原因になります。
バッファー置換などを目的としてビーズから溶液を除去した場合、すぐに何らかのバッファーを添加し、よく懸濁させて下さい。開く閉じる - Dynabeadsを洗浄後、保存は可能ですか?
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最初のビーズの洗浄ですがビーズの懸濁液 (phosphate buffered saline (PBS) pH 7.4 containing 0.1% bovine serum albumin(BSA) and 0.02% sodium azide) 中のSodium azide(アジ化ナトリウム・防腐剤)を取り除き、実験に用いるバッファーに置換することが目的です。
バッファーを置換して保存したことによる製品への影響はありませんが、洗浄することによりアジ化ナトリウムが取り除かれますので、そのまま長期保管されますとコンタミによりカビなどが発生する場合も想定されます。
数日間であれば滅菌済みのバッファーを用い、コンタミを最小限にして保存していただければ大丈夫だと思います。
この場合も再度使用する際には一度洗浄してください。開く閉じる