製品の特長

顆粒球マクロファージコロニー刺激因子（GM-CSF）は、骨髄前駆細胞からの顆粒球および単球の産生を刺激するサイトカインです。 そのため、体液性免疫と細胞性免疫の両方において重要な機能をもちます。 組換えGM-CSFにはいくつかの治療用途があり、 骨髄移植後の白血球の回復を促進や、化学療法後の白血球の補充および真菌感染症の治療などに用いられております。

GM-CSFの免疫刺激効果は、GM-CSFをコードする遺伝子を含むように改変された腫瘍溶解性ウイルスにも使用されており、腫瘍細胞に対する免疫応答の獲得を促進します。 また、自己免疫疾患におけるGM-CSFの炎症誘発性の役割の発見により、いくつかのGM-CSF阻害薬が開発されております。

iLite GM-CSF Assay Ready Cellsは、GM-CSFに応答してホタルルシフェラーゼを特異的かつ比例的に発現するよう遺伝子改変されたレポーター遺伝子をもつヒトU937細胞株です。バッファー中またはヒト血清中におけるGM-CSF活性とGM-CSF阻害剤活性の定量、およびそれらに対する中和抗体（NAbs）の検出のために同一のアッセイで使用できます。細胞数と血清マトリックス効果については、第二のレポーター遺伝子であるウミシイタケルシフェラーゼが恒常活性型プロモーターの制御下で発現することにより規格化できます。

製品仕様

• アッセイ対象：　GM-CSF
• 容量：　96ウェルプレート1枚分／1バイアル（>250 µL）
• 結果出力：　定量的
• 検出系：　発光

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