FAQ
- 用途別細胞培養
- StemSpan SFEM IIとCD34+ Expansion Supplementで、CD34陽性細胞を増殖させるにはどうしたら良いですか？
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【StemSpan SFEM IIとCD34+ Expansion Supplementを使用する際のプロトコール】
- Thaw StemSpan SFEM II at room temperature (15 - 25°C) or overnight at 2 - 8°C. Mix well.
NOTE: If not used immediately, aliquot into tubes and store at -20°C. Once aliquots are thawed, do not re-freeze.
- Thaw StemSpan CD34+ Expansion Supplement (10X) at room temperature (15 - 25°C) until just thawed and mix well.
NOTE: Once thawed, store supplement at 2 - 8°C for up to one month. Alternatively, aliquot and store at -20°C. After thawing aliquots, do not re-freeze.
- Add StemSpan CD34+ Expansion Supplement (10X) to StemSpan SFEM II medium at a 10X dilution (e.g. add 10 mL of Supplement to 90 mL of culture medium) and mix well.
- Add cells (in the case of figure 4: the cells were plated at 10,000 per mL as this is what we typically recommend), mix well, and set up the culture (placing 1 mL/well of a 24-well plate, or 0.1 mL/well of a 96-well plate).
【使用する培養容器】
メーカーではBD Falcon 24-well Multiwell plates (Cat #353047)を使用しました。これはtissue-culture treated polystyreneの平底プレートで低蒸発の蓋が付属しています。他の製品でも高品質なブランド(Falcon, Costar, Nuncなど)なら問題はありません。
【培地交換や再播種について】
培地交換や再播種の必要性は、細胞の種類や増殖速度、最初の播種密度、培養時間、実験目的に依存します。
1~2日に一回は培養状態をチェックして、必要性を確認することをお薦めします。
以下は一般的な見解ですので御参考ください。
増殖と生存を最適に保つため、全ての培養期間において密度を1 x105 cells/mLより低く保つことをお薦めします。
多くのアプリケーションでは1週間に1-2回より多く再播種（継代）する必要はありません。
増殖速度が遅く細胞密度が1 x105 cells/mLより低く保たれる場合、3-4日に一回、培地の一部を新鮮なものに交換するか新鮮なサイトカインを添加するのも有効でしょう（サイトカインは37℃の培養液中で、分解や細胞による消費のため常に減少しています）。
培養しているウェルやフラスコの中で細胞をおだやかに（重要！）ピペッティングすることも細胞全体の増殖を促進するかもしれません。
再播種は細胞を回収してから遠心し、新鮮培地に低密度で再懸濁します。
または、回収した細胞にさらに新鮮培地を加え希釈して、より大きな培養容器に移すか複数の培養容器に分割します。
後者の方法はより簡単で、遠心等による細胞ロスを防ぐことができますが、増殖速度が非常に速く培地が黄色になったり栄養分が欠乏している場合は最適ではないかもしれません。参考ページ： Serum-Free Expansion of CD34+ Cells with SFEM II and UM729
