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FAQ

  • 移植・HLA・MHC

  • HLA抗原にBw4とBw6とありますが、これは何でしょうか?
  • HLA-B座は、下記のようにBw4とBw6の2つに大別されています。また、Bw4はA座の一部も含まれます。それはBw4Bw6という2つの抗原を認識する抗原性(エピトープ)を共有するからです。
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    下記は日本人頻度の高いBw4の代表的なアレルのアミノ酸配列を示したものです。赤い四角で囲った部分のアミノ酸残基によってBw4とBw6が決まります。
    Bw4はアミノ酸の残基77~83の配列が特徴で、77番目がアスパラギン酸(N)、82番目がロイシン(L)、83番目がアルギニン(R)となっています。
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    下記は日本人頻度の高いBw6の代表的なアレルのアミノ酸の配列を示したものです。
    Bw6はアミノ酸の残基77~83の配列が特徴で、77番目から83番目がS(セリン)、L(ロイシン)、R(アルギニン)、N(アスパラギン)、L(ロイシン)、R(アルギニン)、G(グリシン)となっています。
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    【Bw4のエピトープ】
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    Public Specificitiesとは、このBw4、Bw6のことを言います。 HLA抗原のBw4、Bw6のHLAタイピングには、LABTypeシリーズ、マイクロSSPを用いてタイピングすることができます。 HLA抗体検査においては、LABScreen Single Antigenで患者血清を測定した時、Bw4やBw6の抗体を作っていることがあります。測定結果で、たくさんの抗原が陽性になっているときなど、よく見るとBw4、Bw6のエピトープに対する抗体を作っていることがあります。

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