FAQ
- タンパク・遺伝子発現解析
- Dynabeads M-280 Streptavidinのビーズにビオチン化タンパクを結合し、ビーズをSDS-PAGEで泳動したところ15および60 kDa付近にバンドが見られました。 ビオチン化タンパク由来のものではないようですが、何のバンドでしょうか?
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ビーズに結合しているストレプトアビジンの4個のサブユニット(15 kDa)のうち、通常1-2個のみがビーズと共有結合しております。ビーズを加熱するとストレプトアビジンは変性し、共有結合していないサブユニットの一部はビーズから遊離します。SDS-PAGEは変性および還元条件下で行われるため、そのようなサブユニットが解離して15 kDaのバンドとして見られたと考えられます。またストレプトアビジンが完全に変性および還元されなかったものが、60kDaのバンドとして見られたと考えられます。
もしストレプトアビジンを溶出させたくない場合は、より穏やかな条件でビーズを処理してください。