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FAQ

  • 細胞分離

  • EasySep Mouse Neutrophil Enrichment Kit (商品コード:ST-19762)の対応は製品情報シートでは骨髄・血液となっていますが、脾臓細胞は可能でしょうか。
  • EasySep Mouse Neutrophil Enrichment Kitは脾臓に対して作成された製品ではないため、目的に併せた最適化が必要となります。これは本キットが対応している骨髄や血液では好中球量は20ー40%であるのに対し、脾臓中の好中球量が1-5%と少ないためです。

    下記は、脾臓用に作製されたプロトコールとなりますがオフィシャルなものではないため、あくまでご参考としてご利用ください。プロトコールはお使いのサンプル用に最適化していただく必要があるほか、サンプルの前処理(溶血など)も大きく影響しますのでご注意ください。

    1) 脾臓細胞の懸濁液を細胞濃度1 x 10^8 cell/mlに調整し、Normal Rat Serumを50 ul/mlとなるように添加してください。
    2) Neutrophil enrichment cocktailを75 ul/mlで添加します。よく混合し、15分間インキュベートしてください。
    3) Recommended mediumを容器一杯まで添加して細胞を洗浄し、300 x gで10分間遠心します。遠心後の上清は廃棄し、元の容量と同じ分量のRecommended mediumで再懸濁します。
    4) Biotin Selection Cocktailを75 ul/mlで添加します。よく混合し、15分間インキュベートしてください。
    5) EasySep D particlesを30秒間ボルテックスし、均一な懸濁液とします。
    6) EasySep D particlesを175または200 ul/mlで添加します。よく混合し、10分間インキュベートしてください。
    7) 製品情報シート(PIS)の指示に従いRecommended mediumを容器一杯まで添加して細胞を洗浄します。
    ・purple magnet(EasySep Magnet: ST-18000)ご使用の場合には2.5 mL添加。
    ・silver magnet(“The Big Easy” EasySep Magnet: ST-18001)ご使用でスタートサンプル量が2 mL未満の場合には5 mL添加。
    ・silver magnetご使用でスタートサンプル量が2 mL以上の場合には10 mL添加。
    8) チューブをマグネットにセットして5分間静置し、その後、目的の細胞が含まれている上清部分を新しい受けチューブ(使用しているマグネットに対応したもの)に移します。
    9) 使用していたチューブをマグネットから外し、受けチューブをマグネットにセットして5分間静置し、磁気分離をおこないます。
    10) 5分間経過したら、最後の受けチューブに上清を注ぎ入れます。

    上記の手法では推奨の使用法に比べると使用する試薬量の増加と操作時間の延長が発生しますほか、回収率が下がることが予想されますがご了承ください。

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