FAQ
- タンパク・遺伝子発現解析
- Dynabeads MyOne Carboxylic Acidを用いた実験を行っていますが、ビーズが凝集してしまいます。ビーズの凝集を抑える方法はありますか?
- Dynabeads MyOne Carboxylic Acidなど僅かに負に帯電したビーズは、少し粘着性があり凝集を形成するか、チューブの壁にくっついてしまう可能性があります。粘着性は、チューブとビーズ、あるいはビーズ同士の静電気的相互作用の影響の可能性があり、最終濃度で0.1%程度のTween 20などの非イオンの界面活性剤を入れ、その後、Tween 20が入っていないバッファーで再懸濁及び洗浄をすると、これらの凝集や接着が減る可能性はあります。Tween 20 溶液を室温で5分から10分、ローラー上でインキュベートする必要があるかもしれません。Tween 20が存在しても何の問題もない実験系であれば、ごく微量(0.01-0.05%)をバッファーに加えても良いかもしれません。ビーズ表面上のDNA (特にssDNA)は、よりビーズに粘着性を持たせるかもしれないですが、Tween 20を使うとよいと思います。塩やpHも凝集に影響します。