FAQ
- タンパク・遺伝子発現解析
- Dynabeadsにリガンドを結合させた際の、リガンド結合量はどのように測定すれば良いですか?
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ビーズへのリガンド結合量の測定方法には、以下の3つがあります。
(1)結合反応前後の上清中のリガンド濃度測定:
もっとも簡便な方法です。 検出は蛍光または吸光度により行います。 反応後のリガンド濃度の減少分を、ビーズに結合したリガンドと考えます。
(2)ビーズへのリガンド結合量の直接測定:
より精度の高い方法です。 検出には蛍光、化学発光などを用います。 蛍光検出法では使用する蛍光色素と方法によっては赤色と緑色領域で、ビーズの自家蛍光により妨害される恐れがあります。 この問題はELISA法を使用することにより解消される可能性がありますが、ビーズによる何らかの消光が起こる恐れがあります。
(3)ラジオイムノアッセイによる、ビーズへのリガンド結合量の直接測定:
最も精度が高く、消光の恐れがありません。 放射性標識リガンドとシンチレーションカウンターを用います。メーカーでの品質評価はこの方法で行われています。