FAQ
- タンパク・遺伝子発現解析
- グリセロールを含む抗体溶液中からグリセロールを除去する為の方法は有りますか？
- グリセロール除去の方法につきましては、推奨方法は特にございませんが、弊社で探しましたところサーモフィッシャーサイエンティフィック様で該当する製品を取り扱っておりました。下記、ご参考頂ければと思います。 グリセロール除去の操作をして頂くのは大変ですので、初めにグリセロールが含まれる抗体を試してワークするかをご確認いただき、うまくいかない場合にグリセロールの除去をご検討いただくのが良いかと思います。 --------------------------------------------------- Zeba脱塩スピンカラムでは10%までのグリセロールの除去が可能です。 10%以上のグリセロールを含むサンプルでは、粘性によりスピンカラムフローに影響を受ける可能性がありますので、20% グリセロールを含むサンプルに関しては2倍以上(30%の場合は3倍以上)の希釈をおすすめします。 Zeba Desalt Spin Columns ; その他の方法としては、限外ろ過が挙げられます。 限外ろ過によるバッファー交換では希釈した後で濃縮するため、希釈せずにグリセロールを除去することも可能です。 例えば、グリセロールを含む抗体PBS溶液0.5 mLからグリセロールを除去する場合、19.5 mL PBSでサンプルを希釈(Total 20 mL)、4.7 mL PBSをコレクションチューブ側に添加して遠心することで0.5 mL(dead-stop)まで再濃縮(スイングバケット)します。---------------------------------------------------