製品の特長

データ

EasySep Release Human CD45 Positive Selection Kitをもちいて、ヒト腫瘍移植片サンプルからビーズフリーの高純度なCD45陽性細胞（TIL）をポジティブ分離！

NRG-3GSヒト化マウスからのヒト乳癌腫瘍異種移植片（MDA-MB-231）を含む単一細胞懸濁液をサンプルとして使用しました。開始および最終分離画分のCD45+ TIL純度は、それぞれ5.5％および96.0％となりました。
注：細胞片と死細胞は、DRAQ5™とDAPI蛍光に基づく分析によって除外しております。

EasySep™で分離されたCD45陽性細胞は、分離前の白血球集団の免疫サブセット構成を維持しています

全血から、Lymphoprep™を使用した密度勾配遠心分離によりPBMCを調製しました。EasySep™分離の前後で免疫サブセット組成を比較するために、EasySep Release Human CD45 Positive Selection Kitを使用してPBMCの一部をさらに分離し、分離前と分離後の画分をマスサイトメトリー（CyTOF®）で評価しました。19個のマーカーで染色され、CyTOF®で分析された細胞のt-SNEプロットが表示されます (n = 1)。

EasySepによって分離されたCD45陽性細胞は、抗原およびマイトジェンの刺激に応答してIFN-γを産生します

EasySep分離の前後において、PBMCは、ペプチドプール（抗原特異的CD8+ T細胞応答にはCEF、抗原特異的CD4+ T細胞応答にはCPI）またはマイトジェン（フィトヘマグルチニン[PHA]）の存在下で24時間インキュベートされました。インキュベーション後、ELISpotプレートを処理し、IFN-γ産生細胞をAID ELISpotリーダーを使用してカウントしました。 ELISpotアッセイの代表的な画像を示します(n = 3).

EasySep™によってさまざまな組織からCD45陽性細胞を分離し、精製することができます

ヒト化マウス腫瘍モデルは、NRG-3GSマウスへのヒトCD34+造血幹細胞および前駆細胞の生着と、それに続くヒト癌細胞株、MDA-MB-231（乳癌）またはSKOV-3（卵巣癌）の異種移植によって生成されました。脾臓、肺、骨髄、または腫瘍の単一細胞懸濁液から、EasySep Release Human CD45 Positive Selection Kitを使用してヒトCD45+白血球を分離しました。個々の実験および平均のヒトCD45+細胞の開始時の頻度および単離された細胞の純度が示されております。

関連リンク

STEMCELL Technologies社から新しいコンセプトの細胞分離製品「EasySep Release」