製品の特長

• 任意のビオチン化一次抗体による高い柔軟性
• サンプル処理を「可視化」
• スケールアップ、スケールダウンが簡単なプロトコール
• フローサイトメトリーでエキソソームを 1 時間以内に検出

エキソソームの単離と検出は、これまで手間のかかる困難な作業を伴う非特異的なものでした。
本品は、実績のある Dynabeadsを使用しており、ビオチン化抗体と組み合わせて、あらかじめ濃縮されたエキソソームを細胞培養上清から簡単に単離し、精製したエキソソームをフローサイトメトリーや電子顕微鏡、ウェスタンブロットなどの技術で検出できるようにします。

フロー サイトメトリーによる検出

遊離エキソソームは、単独では小さすぎてフローサイトメトリーでは検出できません。磁気分離技術の大きなメリットのひとつは、ビーズに結合した精製エキソソームを簡単にフローサイトメトリーで可視化できることです。単分散する比較的大きな直径 4.5 µmのDynabeadsは、通常 1 時間以内に明瞭かつ特異的な FFC/SSC を可能にします。

サンプルの「可視化」

Dynabeadsは、磁気処理による感度と再現性、安定性に定評があるだけでなく、ビーズが薄い茶色のためサンプルを「可視化」することもできます。
サンプルチューブをマグネットスタンドにセットすると、ビーズに結合したエキソソームがチューブの側面に引き寄せられるため、簡単に単離および精製できます。また、サンプルとビーズの量は、サンプルサイズや下流のアプリケーションに応じて簡単に増減できます。

サブセットの回収を行う前に、予め細胞の培養上清からエキソソームの濃縮を行う必要があります。
またすでに超遠心法で濃縮したエキソソームを用いることも可能です。これらの濃縮エキソソームから、特定のエキソソームを磁気ビーズ表面に結合し、検出を可能にします。