ラーニングコーナー

2019/06/25

LUNARISテクノロジーを用いたケモカインシグナリングの探索

  • タンパク・核酸発現解析

ケモカインはサイトカインの中で最も大きなファミリーを形成し、細胞の遊走、ホメオスタシス、炎症、血管新生、胚発生、がんの転移、その他いくつかの医学的に関連する機能において多彩で強力なシグナリングを調節しています。 4つのクラスのケモカインは、特異的な7回膜貫通型のGタンパク質共役受容体と結合することにより複雑なシグナリングカスケードを開始します。

ケモカインシグナリング

ケモカインは精密に調整された濃度勾配を形成することにより、種々の制御経路を正確にコントロールし、元来報告されていた白血球の誘引物質としての役割をはるかに超える多面的な影響を引き起こします。

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膨大な数の生物学的機能に対して、これら小さなサイトカイン分子の既知の重要性が多くの文献により証明されていますが、まだ明らかにされていない標的細胞とそれに作用する各々のケモカインの間での複雑な相互作用については、ますます多くの報告により示唆されてきています。

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いくつかのシグナリング中枢において働くケモカインの種類は、マウスからヒトまで非常によく保存されています。これによりマウスモデルは免疫学的な研究の側面においてのみに留まらず他の研究においても重要なシステムとなっています。

LUNARISテクノロジーではごく微量のサンプルから複数のケモカインをマルチプレックスで正確に測定する事が可能です。

優れたデータ品質

LUNARIS Human 11-Plex Chemokine Kitの検証

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1: パフォーマンス

20回の実験におけるアッセイパラメータの中央値 L0D = 検出限界(Limit of detection)、 LLOQ = 定量下限値(Lower limit of quantification)、ULOQ = 定量上限値(Upper limit of quantification)、 DR = 対数検出範囲(Logarithmic detection range)。全ての値の単位は pg/mL。

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1: パフォーマンス

Table1で示したアッセイパラメータの中央値を棒図表で表したもの。オレンジのバーはLoD(左側の端)からULOQ(右側の端)までのアッセイのダイナミックレンジを表します。

LLOQは白線で示します。測定値は20回の検証実験から得られました。

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2: 正確性

品質管理(QC)用サンプルを2つの異なる濃度で細胞培養上清に添加(スパイク)し、そのサンプルにおけるマーカーを定量する実験を10回行って得られた回収率の中央値。

対象となる回収率の範囲(70-130%)は破線と灰色の網掛けで示した領域です。

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3: 精度

細胞培養上清中に添加(スパイク)したQCサンプルの解析間精度(Between-run precision (BRP))。各データポイントは、10回の実験で測定した2つの異なる濃度のQCサンプルの解析間精度の中央値を表します。

象精度(<20%)は破線と灰色の網掛けで示された領域です。

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