FAQ
- 移植・HLA・MHC
- LABScanシステム、LABScan3Dシステムのキャリブレーション(Calibration)やベリフィケーション(Verification)を行う目的は何でしょうか?また、これらを操作する頻度の目安を教えてください。
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キャリブレーション(Calibration)とは:
現在の条件下(レーザー出力、温度等)でPMTにどれだけの電圧を与えたら、予め割り当てられた値(正しいビーズの色、蛍光値)になるかを調べ、電圧を調整することです。
キャリブレーション試薬で赤レーザーと緑レーザーの較正(こうせい)を行います。
LABScanシステム/LABScan3Dシステムでは、赤レーザーでビーズの識別(Classification)、緑レーザーではシグナルの強度(Reporter)をみています。
ベリフィケーション(Verification)とは:
キャリブレーションで設定した電圧で、予め割り当てられた値(正しいビーズの色、蛍光値)が実際に正しく読み取れるかを確認することです。
キャリブレーションとベリフィケーションを行うタイミング
キャリブレーション
・前回のキャリブレーションから 1週間以上経過している場合
・前回のキャリブレーションと温度環境が異なる場合
- LABScanシステム :±3℃を超えたとき
- LABScan3Dシステム:±5℃を超えたとき
・システムの設置場所を移動した後
・ビーズの取り込み量が低い、または遅い場合
ベリフィケーション
・キャリブレーションを行った後
・測定実施日
キャリブレーションとベリフィケーションを行う際には、以下の試薬・器具を用意します。
・キャリブレーションビーズ
・ベリフィケーションビーズ
・ビーズのロット情報が記載されたCD(試薬に同梱)
・ストリップウェル(試薬に同梱)
・Automated Maintenance Plate
・オフプレート(LABScan3Dシステムのみ)
LABScanシステム、LABScan3Dシステムに用いるキャリブレーションビーズとベリフィケーションビーズの種類と用途は以下の通りです。
LABScanシステム
LABScan3Dシステム