STEMCELL Technologies STEMdiff STEMdiff Cerebral Organoid Kit

  • 研究用

ヒトヒトES/iPS細胞(多能性幹細胞)から大脳オルガノイドを、4段階の簡単なプロトコールで作製可能な無血清培地です。大脳オルガノイドとは、発達中のヒトの大脳のような細胞組成および構造を有する3次元in vitroモデルです。STEMdiff Cerebral Organoid Kitは、Lancasterらが発表した論文を基に、さらにオルガノイドの形成効率と再現性を高めるように最適化されています。大脳オルガノイド形成ステップは、中間胚様体(EB)形成に続いて、神経上皮を増殖させます。STEMdiff Cerebral Organoid Kitで成熟した大脳オルガノイドは、脳室帯(ventricular zone;PAX6+ / SOX2+ / Ki-67+)、外室脳室下帯(outer subventricular zone;Ki-67+ / p- Vimentin+)、中間層(intermediate zone;TBR2+)、および皮質板(cortical plate;CTIP2+ / MAP2+ / TBR1+)を形成します。

2018/05/14 12:00の製品情報

ベリタス会員になると製品スペックを会員ページに登録(チェックリスト)が可能になり、販売価格を見ることができます。

本製品は研究目的にのみ使用し、人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないようにご注意ください。

製品の特長

コンポーネント

  ・ STEMdiff Cerebral Organoid Basal Medium 1, 100 mL
  ・ STEMdiff Cerebral Organoid Basal Medium 2, 250 mL
  ・ STEMdiff Cerebral Organoid Supplement A, 10 mL
  ・ STEMdiff Cerebral Organoid Supplement B, 0.5 mL
  ・ STEMdiff Cerebral Organoid Supplement C, 0.25 mL
  ・ STEMdiff Cerebral Organoid Supplement D, 0.5 mL
  ・ STEMdiff Cerebral Organoid Supplement E, 4.5 mL

STEMdiff Cerebral Organoid Kitのワークフロー

08570STEMdiff_Cerebral_Organoid_Scheme.jpg

STEMdiff Cerebral Organoid Kitは、ヒト多能性幹細胞(hPSC)から大脳オルガノイドを、4段階の簡単なプロトコールで作製します。
STEMdiff Cerebral Organoid Kitは、胚葉体(EB)の形成から大脳オルガノイドの成熟までをサポートする、all-in-oneのキットとして提供されます。

大脳オルガノイド培養のポイント解説(動画マニュアル含む)は、こちら>>

http://www.veritastk.co.jp/news.php?id=1080

【特長】

● ヒト化モデル: hPSCに基づくモデルにより、動物モデルでは不可能な発達および疾患モデル研究を実現
● 脳の発達を再現: 3次元 in vitro 培養系により、脳の発達過程、細胞組成および構造的組織を再現
● 最適化: 大脳オルガノイド形成効率を高めるために最適化された無血清培地
● 少ないロット間差: 徹底的な原料のスクリーニングと、広範な品質管理試験で再現性を保証
● 簡便性: シンプルなフォーマットと簡便なプロトコール
● コンプリートキット: 培地を調製する時間を削減

【分野】

疾患モデル、神経科学、幹細胞研究

様々なヒト多能性幹細胞株で大脳オルガノイドを形成

08570Comparison_Cerebdal-Organoid.jpg

STEMdiff Cerebral Organoid Kitは、ヒト多能性幹細胞株の種類を選びません。
(A):大脳オルガノイドへの誘導から増殖段階における位相差顕微鏡像。スケールバー:300 µm。
(B)-(D):培養40日後の大脳オルガノイドに対し、神経細胞関連マーカーで標識。例えば、神経前駆細胞マーカーであるPAX6+、SOX2+細胞は、どの細胞株由来のオルガノイドでも脳室帯(ventricular zone)に局在しています。スケールバー:200 µm。

ヒト大脳オルガノイドの位相差画像および細胞局在

08570STEMdiff_Cerebral_Organoid_Fig1.jpg

(A)STEMdiff Cerebral Organoid Kitで40日間培養後に形成された、ヒト大脳オルガノイド全体の位相差画像例。この段階での大脳オルガノイドは、層状構造の薄くて半透明な領域(△印)に囲まれた暗位相構造になっている。
(B)大脳オルガノイドの凍結切片に対し、未分化型神経前駆細胞マーカー(PAX6;赤色)およびニューロンマーカー(β-チューブリンIII;緑色)で大脳オルガノイド内の皮質領域を免疫組織学的に標識。
(C - F)(B)の点線領域を拡大。
(C)PAX6+未分化型神経前駆細胞(点線で囲まれた赤色の部分)は、脳室帯(ventricular zone)に局在し、β-チューブリンIII+ニューロン(緑色)は、脳室帯に隣接している。
(D)大脳皮質の発生期に形成される皮質板(cortical plate)マーカーであるCTIP2は、β-チューブリンIII +ニューロンと共局在する。ヒト脳の発達段階で観察される、早期皮質形成を再現している。
(E)細胞分裂マーカーKi-67+増殖前駆細胞(緑色)は脳室帯に沿って局在している。対比染色として核(DAPI;青色)を染色。
(F)霊長類の大脳皮質形成に特に重要な役割を果たすとされる、外室脳室下帯(outer subventricular zone;OSVZ)にもKi-67+細胞の集団が認められる(△印)。
スケールバー:(A)1mm、(B)500μm、(C-F)200μm。

hPSCおよび大脳オルガノイドのトランスクリプトームの主成分分析

08570STEMdiff_Cerebral_Organoid_Fig2.jpg

STEMdiff Cerebral (A)STEMdiffOrganoid Kit(印)で形成された脳オルガノイド、および先行論文(C Luo et al, Cell Rep, 2016)で紹介された脳オルガノイド(印)を示す。第1主成分は分散の大半(PC1; 80%)を占めることから、hPSC(または印)と大脳オルガノイドを区別できる。第2主成分の変動はわずか9%で、培養したオルガノイドと初代胎児脳検体(妊娠19週、印)との間に中程度の発現の違いがあることを示す。

大脳オルガノイドにおける遺伝子発現のヒートマップ解析

08570STEMdiff_Cerebral_Organoid_Fig3.jpg

培養40日目の大脳オルガノイドにおけるシナプス伝達機能および神経新生に関連する遺伝子発現のヒートマップ解析。STEMdiff Cerebral Organoid Kitで形成された大脳オルガノイドの遺伝子発現は、先行論文(C Luo et al. Cell Rep, 2016)と類似した結果を示す。
追加データはこちらをご覧ください>>
http://www.veritastk.co.jp/attached/6566/STEMdiff_Cerebral_Organoid_Kit_A_New_Tool_for_the_Culture_of_3D_Brain_Organoids_Derived_from_hPSCs.pdf

技術資料

製品関連文献

よくある質問(2件)

STEMdiff Neuralをガラス底で使用できるか

本製品のガラス底96ウェルプレートでの使用につきまして、メーカーでは評価しておりませんが、poly-L-ornithine (for neurons) およびMatrigel hESC-qualified Matrix (for astrocytes)でプレートをコーティングできれば、お試しいただけるだろうとのことです。 ガラス面への細胞接着が上手くいくかどうかは、ガラスの種類、ラミニンの濃度、poly-L-ornithineを希釈するバッファーなど、いくつかの因子に依存いたします。メーカーのプロトコールを元に、ガラスに最適な条件をご検討いただければと存じます。

開く閉じる
STEMdiff APEL2 MediumでヒトiPS細胞から血球分化する際に、PFHMの添加が必要ですか?

ヒトiPS細胞からの血球分化の際には5% PFHM (Gibco® PFHM-II, Thermo Fisher Catalog #12040077)の添加が必要な可能性が高いです。 ただ、予めの条件検討をお願いいたします。 添加する場合は5 mLのPFHMを100 mLのAPEL2に加えてください。

開く閉じる

関連製品

製品についてのお問い合わせ

掲載製品の技術情報、在庫や価格など、各窓口にお気軽にご相談ください。

法規制アイコン
毒 毒物及び劇物取締法の「毒物」(法第2条別表第1)を含む製品です。
劇 毒物及び劇物取締法の「劇物」(法第2条別表第2)を含む製品です。
カ 「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(通称カルタヘナ法)の使用規制対象となる製品です。 ご使用に際しては規制に即し適切にお取り扱いください。
労 労働安全衛生法の「名称等を表示すべき危険物及び有害物」(法第57条)、あるいは「名称等を通知すべき危険物及び有害物」(法第57条第2項)を含む製品です。
向 麻薬及び向精神薬取締法の「麻薬向精神薬原料」(法第2条の7、別表第4)を含む製品です。