HOME > 新製品 > 高感度で特異的なバイオマーカーを使用してラット腎毒性を早期発見!

高感度で特異的なバイオマーカーを使用してラット腎毒性を早期発見!

[ 2016-10-27 ]

eBioscience/Affymetrix社より、高感度で特異的なバイオマーカーを使用したラット腎毒性を早期に発見する為のProcartaPlex Rat Kidney Toxicityキットを発売しました。 

 

【背景】 

肝臓、腎臓は、薬物の代謝及び尿中の薬物排泄において重要な役割を果たします。毒性所見は、他臓器と比較して腎臓ではより多くみられます。腎毒性による結果は、一般的に80%までの死亡率で急性腎障害(AKI)です1。腎毒性は、抗菌薬だけでなく、鎮痛薬、NSAID、造影剤の使用によって最も高い頻度で誘発されます。 

 

感受性マーカーおよび特異的マーカーは、動物モデルでの薬剤開発で重要です。血中尿素窒素(BUN)および血清クレアチニン(SCr)のような従来のマーカーは主に腎機能障害の検出に依存します。しかし、腎機能の著しい欠乏は検出しません2Table 1に尿腎毒性の早期評価に用いるマーカーを一覧で示します。

 

Table 1: 尿腎毒性の早期評価に用いるマーカー

バイオマーカー 受傷部位 薬物誘発性傷害への応答
Albumin 糸球体及び、尿細管 尿中排泄物の増加は糸球体透過性における変化、近位尿細管における再吸収、又は両方を反映する可能性有り
Calbindin 遠位尿細管及び、集合管 組織発現の減少 (cisplatinへの応答)
Clusterin 近位及び、遠位尿細管 遺伝子及び、タンパク質発現の減少
Cystatin C 糸球体及び、近位尿細管 尿中濃度の増加、血清中の増加
KIM-1 近位尿細管 近位尿細管細胞における発現の増加、尿中における細胞外ドメインの増加
NGAL
(Lipocalin-2)
近位及び、遠位尿細管 尿中排泄の増加
Osteopontin 近位及び、遠位尿細管 集合管 尿中排泄の増加
TFF3 様々な腎コンパートメント 特定の種類の腎障害に伴った血漿および尿中TFF3の増加
TIMP-1 近位尿細管 血中尿素窒素および変化排泄の増加
VEGF-A 糸球体足細胞及び、近位尿細管上皮 低酸素又は、他の急性及び慢性傷害の後、腎機能障害の間尿中レベルが上昇

 

尿中バイオマーカーのバリデーションの為xMAP technology 

生物分析法バリデーションの為の重要なパラメータは、正確性、精度、選択性、感度、再現性、安定性です。Biomarker Qualification Review Team (BROT)は、尿中バイオマーカーのバリデーテョンの為の適切な方法として、Luminex xMAP technologyを検討しました3

 

ProcartaPlex assayの特長】 

信頼のサンドイッチELISAの原理及びLuminex xMAP technologyをベースにしたプラットフォーム

高い正確性及び、lot-to-lotの再現性 

ビーズは操作性の簡単な磁性ビーズ

 

ProcartaPlex Rat Kidney Toxicity Assayについて】

ProcartaPlex Rat Kidney Toxicity Assayは、複数のバイオマーカーの同時測定を可能にするLuminex xMAP technologyをベースとしたready-to-useのキットです。医薬品開発における薬物腎毒性の検出などでご利用下さい。

 

Assay specifications及びデータ

Analyte

ULOQ*
(pg/mL)

LLOQ**
(pg/ml)

LOD†
(pg/ml)

Rat Kidney Toxicity Panel 1(5plex)
PN-EPX050-30124-901

Calbindin

143,000

35

33.6

KIM-1

650,000

159

50

Osteopontin

650,000

159

15

TFF3

200,000

49

17

VEGF-A

38,000

9.3

2

Rat Kidney Toxicity Panel 2(5plex)
PN-EPX050-30125-901

Caystatin C

160,000

3900

10

Clusterin

640,000

160

10

NGAL

31,250

8

1.5

Albumin

160,000

39

15

TIMP-1

10,000

2.4

0.4

* Upper limit of quantitation, ** Lower limit of quantitation, Limit of detection

 

引用文献:

1. Trof R. J., et al. Biomarkers of acute renal injury and renal failure. Shock 26:245253 (2006).

2. Pannu N., et al. An overview of drug-induced acute injury. Critical Care Medicine 36 (Suppl. 4):S216223 (2008).

3. Blank M., et al. Review of Qualification Data for Biomarkers of Nephrotoxicity Submitted by the Predictive Safety Testing Consortium. www.fda.gov. N.p., Jan. 16 (2009).

 

【技術資料】

ProcartaPlex Rat Kidney Toxicity Assays

 

【製品情報】 

ProcartaPlexのマニュアル等 製品情報 

 

【関連製品】 

TGF-beta 1新測定技術 Human LAP (TGF-beta 1)サイトカインアッセイの手間を軽減しよう!! 

IL-18関連 ProcartaPlex製品販売開始しました!! 

新発売! 「fg/mL」の濃度領域でのサイトカイン測定キット 

新発売! 「マトリックスによる影響」を緩和、ヒトサイトカイン測定キット  

 

商品コード

商品名 

梱包単位 

PN-EPX050-30124-901

ProcartaPlex Rat Kidney Toxicity Panel 1, 5plex 

1 plate

PN-EPX050-30125-901

ProcartaPlex Rat Kidney Toxicity Panel 2, 5plex 

1 plate


※ ProcartaPlex導入の際の立会いデモも対応可能ですので、是非とも御相談下さい。 

株式会社ベリタス バイオサイエンス本部 営業グループ 

03-5776-0078      メールでのお問い合わせはこちら>> 

 

 

 

eBioscience/Affymetrix社より、高感度で特異的なバイオマーカーを使用したラット腎毒性を早期に発見する為のProcartaPlex Rat Kidney Toxicityキットを発売しました。

 

【背景】

肝臓、腎臓は、薬物の代謝及び尿中の薬物排泄において重要な役割を果たします。毒性所見は、他臓器と比較して腎臓ではより多くみられます。腎毒性による結果は、一般的に80%までの死亡率で急性腎障害(AKI)です1。腎毒性は、抗菌薬だけでなく、鎮痛薬、NSAID、造影剤の使用によって最も高い頻度で誘発されます。

 

感受性マーカーおよび特異的マーカーは、動物モデルでの薬剤開発で重要です。血中尿素窒素(BUN)および血清クレアチニン(SCr)のような従来のマーカーは主に腎機能障害の検出に依存します。しかし、腎機能の著しい欠乏は検出しません2Table 1に尿腎毒性の早期評価に用いるマーカーを一覧で示します。

 

Table 1: 尿腎毒性の早期評価に用いるマーカー

バイオマーカー

受傷部位

薬物誘発性傷害への応答

Albumin

糸球体及び、尿細管

尿中排泄物の増加は糸球体透過性における変化、近位尿細管における再吸収、又は両方を反映する可能性有り

Calbindin

遠位尿細管及び、集合管

組織発現の減少 (cisplatinへの応答)

Clusterin

近位及び、遠位尿細管

遺伝子及び、タンパク質発現の減少

Cystatin C

糸球体及び、近位尿細管

尿中濃度の増加、血清中の増加

KIM-1

近位尿細管

近位尿細管細胞における発現の増加、尿中における細胞外ドメインの増加

NGAL
(Lipocalin-2)

近位及び、遠位尿細管

尿中排泄の増加

Osteopontin

近位及び、遠位尿細管 集合管

尿中排泄の増加

TFF3

様々な腎コンパートメント

特定の種類の腎障害に伴った血漿および尿中TFF3の増加

TIMP-1

近位尿細管

血中尿素窒素および変化排泄の増加

VEGF-A

糸球体足細胞及び、近位尿細管上皮

低酸素又は、他の急性及び慢性傷害の後、腎機能障害の間尿中レベルが上昇

 

 

尿中バイオマーカーのバリデーションの為xMAP technology 

 

生物分析法バリデーションの為の重要なパラメータは、正確性、精度、選択性、感度、再現性、安定性です。Biomarker Qualification Review Team (BROT)は、尿中バイオマーカーのバリデーテョンの為の適切な方法として、Luminex xMAP technologyを検討しました3

 

 

ProcartaPlex assayの特長】 

信頼のサンドイッチELISAの原理及びLuminex xMAP technologyをベースにしたプラットフォーム

高い正確性及び、lot-to-lotの再現性 

ビーズは操作性の簡単な磁性ビーズ 

 

ProcartaPlex Rat Kidney Toxicity Assayについて】 

ProcartaPlex Rat Kidney Toxicity Assayは、複数のバイオマーカーの同時測定を可能にするLuminex xMAP technologyをベースとしたready-to-useのキットです。医薬品開発における薬物腎毒性の検出などでご利用下さい。 

 

Assay specifications及びデータ 

Analyte

ULOQ*
(pg/mL)

LLOQ**
(pg/ml)

LOD†
(pg/ml)

Rat Kidney Toxicity Panel 1(5plex)
PN-EPX050-30124-901

Calbindin

143,000

35

33.6

KIM-1

650,000

159

50

Osteopontin

650,000

159

15

TFF3

200,000

49

17

VEGF-A

38,000

9.3

2

Rat Kidney Toxicity Panel 2(5plex)
PN-EPX050-30125-901

Caystatin C

160,000

3900

10

Clusterin

640,000

160

10

NGAL

31,250

8

1.5

Albumin

160,000

39

15

TIMP-1

10,000

2.4

0.4

* Upper limit of quantitation, ** Lower limit of quantitation, Limit of detection 

 

引用文献:

1. Trof R. J., et al. Biomarkers of acute renal injury and renal failure. Shock 26:245253 (2006).

2. Pannu N., et al. An overview of drug-induced acute injury. Critical Care Medicine 36 (Suppl. 4):S216223 (2008).

3. Blank M., et al. Review of Qualification Data for Biomarkers of Nephrotoxicity Submitted by the Predictive Safety Testing Consortium.

www.fda.gov. N.p., Jan. 16 (2009).