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iPSでの神経疾患研究に最適な培地 リプログラミング~維持~分化

[ 2014-10-22 ]

ヒト神経疾患研究におけるiPS細胞由来モデルは、限りない可能性を持っています。神経幹細胞や神経系サブタイプなど、疾患特異的な分化細胞を作成する技術によって、動物モデルを使った研究とヒト臨床研究の間にあるギャップを埋めることが可能です。


図1.神経疾患モデルのワークフロー

  リプログラミング 維持培養 分化 ・ キャラクタリゼーション
対象製品 TeSR-E7 mTeSR1 STEMdiff Neural Induction Medium
TeSR2 STEMdiff Neural Progenitor Medium
TeSR-E8 STEMdiff Neural Progenitor Antibody Panel

 

● ヒトiPS細胞由来モデルの有用性

iPS細胞からの神経前駆細胞誘導の簡便さと効率向上に従い、iPS細胞由来モデルの優位性が認識され神経科学分野で採用が増えています。

従来の動物モデルに対する優位性:

「優れた疾患モデル」 ヒトの脳発生やシグナル経路を再現

「高い生理的関連性」 研究から臨床へのスムーズな移行

「多様なモデル」 自閉症など適切な動物モデルのない疾患のモデル化が可能

「低コスト」 トランスジェニックマウスの繁殖や維持が不要

 

● ヒトiPS細胞由来モデルのアプリケーション

iPS細胞由来の神経系細胞は、疾患のモデル化を向上させるだけでなく、創薬や疾患への対応に新しい道を開きます。

 ★ アプリケーション →→→  疾患モデル、創薬、毒性スクリーニング、細胞治療評価

これまでにパーキンソン病、アルツハイマー病、統合失調症、自閉症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、脊髄性筋萎縮症などの患者から、疾患特異的iPS細胞株が樹立されています。

(参考レビュー:Kunkanjanawan et al.およびImaizumi and Okano

 

● ヒト神経疾患モデルの為の製品ラインナップ

リプログラミング:

TeSR-E7
フィーダーフリー条件下でヒトiPS細胞へのリプログラミングを行うための、組成が明らかかつゼノフリーな培地です。コロニー選択が容易で、迅速なサブクローニングが可能になります。

 

維持培養:

ヒトiPS細胞フィーダーフリー培養用の組成が明らかな培地シリーズです。

mTeSR1
無血清培地。世界で最も信頼され700近くの文献で使用されているゴールドスタンダードです。

TeSR2
mTeSR1と近い組成で動物由来タンパク不含の培地。

TeSR-E8
iPS維持培養に最低限必要な8要素のみを含む、低タンパク・ゼノフリー培地。

 

分化:

ヒトiPS細胞由来の神経前駆細胞(NPCs)の誘導・増殖・凍結保存に適した、組成が明らかな無血清培地シリーズです。

STEMdiff Neural Induction Medium
神経前駆細胞への分化用培地。STEMdiff Neural Rosette Selection Reagentと併用することで高純度のヒトNPCsを得ることが可能です。

STEMdiff Neural Progenitor Medium
神経前駆細胞を増殖するための培地。神経分化を最小限にし、1継代で3-5倍、10継代以上の増殖が可能。

STEMdiff Neural Progenitor Freezing Medium
神経前駆細胞の凍結保存用DMSO含有培地です。

 

キャラクタリゼーション:

STEMdiff Neural Progenitor Antibody Panel
未分化および神経系のキャラクタリゼーションに適した、Nestin/OCT4/PAX6/SOX1に対する一次抗体パネルです。

 

 

<関連製品>

・ ヒト・マウス・ラットCNS由来神経幹細胞 研究用培地: NeuroCult

・ ヒトiPS由来神経細胞: XCell Science社

・ ヒト組換えラミニン: BioLamina社