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ヒトES / iPS細胞から均一なEmbryoid bodyを作る特殊プレート

[ 2009-06-18 ]

 

 

従来のEB形成方法である未分化ES細胞のスクレイピングやハンギングドロップ法、

浮遊培養法を使用した場合、形成されるEBの大きさや形は不均一となってしまいますので、

分化誘導を行っても効率が悪かったりコントロールができなかったりすることが多くあります。

AggreWellプレートは、シングル細胞の懸濁液をプレートに添加後、遠心し24時間培養

するだけでサイズの均一なEBを得ることができます。得られたEBは様々な細胞タイプに

効率的に分化させることが可能です。

AggreWellの使用は、EB形成のための簡単で標準化された方法であり、分化実験の

再現性が今までよりも高くなります。

 

AggreWellの特長

  • サイズと形の均一なEBの形成
  • 高い再現性
  • EBサイズのコントロールが可能

 

【AggreWell™: Are you making embryoid bodies? (STEMCELL Technologies)】

 

 

 

 

 より効率的な分化誘導

 

AggreWellプレートを使って形成したEBは様々な細胞タイプに分化させることが可能です。

(A)Neural rosetteをPax6(緑)とSox2(赤)で染色。(B)造血細胞をCFCアッセイで検出

 


EBのサイズコントロール


AggreWellのウェル中に存在するマイクロウェルの数は一定なので、添加する細胞の数を

調整するだけで簡単にEBのサイズをコントロールすることが可能です。

 

 

 製品の背景


再生医療などの分野において、ヒトES / iPS細胞などのメンテナンスカルチャーから

Embryoid Body(以下EBs)を経て、各種細胞へ分化させる研究がさかんに

行われています。

 

 

しかし、従来の方法では、サイズや形が不均一なEBsができてしまうために(写真A)、

その後の分化培養でもバラつきが生じるなどコントロールが難しく、十分な効率が得られ

なかったり、再現性を欠くといった課題がありました。

 

 

 (A)従来法で調整したEBsはサイズや形が不均一なため分化が効率的に行えない    
 (B)AggreWellプレートで調整したサイズと形の均一なEBs

 

AggreWell400プレートを用いれば、簡単にサイズや形が均一なEBsを得ることが

できます(写真B)

 

 

プレートの概要


24穴プレート中央の計8ウェルに、特殊なマイクロウェルが刻まれています。
(1ウェルあたり、下図のように400μm×400μmサイズの逆ピラミッド型の

マイクロウェルが1200個刻まれています)

 

 ←マイクロウェルの断面図
メンテナンスカルチャーから調整したSingle cellをウェルに添加し、100×g、3分間遠心した後、そのまま24時間培養する。
 

1ウェルからおよそ1200個のサイズと形が均一なEBsが得られます!!

 

 

 

 

また、ウェルに添加する細胞数を50 - 4000個の間で変化させることにより、EBsのサイズを自在にコントロールすることができます。

 

 
 500 cells/マイクロウェル  2000 cells/マイクロウェル

 

 

参考文献

 

Reproducible, ultra high-throughput formation of multicellular organization from single cell suspension-derived human embryonic stem cell aggregates (PLoS One. 2008 Feb)

 
実際にAggreWell400を用いて調整したEBsから心筋細胞、神経細胞、造血細胞などに分化させています。
ぜひ、ご参照ください。

● 胚様体形成用プレート 製品ページ

 

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