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ヒト多能性幹細胞(hPSCs)の細胞品質評価のポイント、再生医療へ

[ 2018-04-27 ]

hPSCの品質管理について動画紹介(英語)

 

ヒト胚性幹細胞(ES)および人工多能性幹細胞(iPS)は、ヒトの発達・疾患を研究するための貴重なツールで、また再生医療および創薬に使用するための分化した細胞の供給源でもあります。
昨今、臨床試験が進行中であることから、これらの細胞の長期的な維持に対する品質の保証は、臨床応用における安全な使用にとって非常に重要です。

 

細胞品質に注意すべき幹細胞5つのポイント:

 (1) ゲノム完全性 ※1、(2) 多能性 ※2、(3) 遺伝子・マーカー発現、(4) エピジェネティク ランドスケープおよび (5) 培養システム・形態


細胞品質に注意すべきポイント

 

 

※1 ゲノム完全性 Genomic Integrity

ヒト多能性幹細胞(hPSCs)で同定された反復性遺伝子異常は、ヒトがんにおいても観察されるので、これらの細胞を治療用途に使用することは安全性への懸念を引き起こします。
hPSCsにおける最も異常を受けやすい染色体には、1, 4, 8, 10, 12, 17, 18, 20およびXです。
hPSCs培養のバリアントの出現を最小限にするためのステップを取ることが可能ですが、現在の細胞遺伝学的分析方法は、培養物中の低レベルのモザイク現象を検出することができません。

続きはこちら(リンク先は近日公開)>>

 

【hPSC細胞品質のチェックツール】

STEMCELL Technologies社のhPSC Generic Analysis Kitでは、qPCRにより容易にGenomic Integrityを確認することが可能です。

hPSC Genetic Analysis Kit

hPSC遺伝子解析キット(hPSC Genetic Analysis Kit、商品コード:ST-07550)

プライマー/プローブのミックスが含めています。複数のヒトES/iPS細胞株の遺伝子スクリーニングが可能で、迅速かつ費用対効果の高いqPCR-basedキットです。

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※2 多能性 Pluripotency

ヒト多能性幹細胞(hPSCs)は、自己複製能または、3種の胚性胚葉(内胚葉、中胚葉および外胚葉)に相当するすべての体細胞型に分化する独特の能力を保持します。hPSCsの多能性を確認する方法は、これまでテラトーマアッセイ (Damjanov & Andrews, 2016) やEB法 (Itskovitz-Eldor et al., 2000) が一般的でした。しかし、長時間・高コストのテラトーマアッセイは、結果のばらつきが発生すること (Bouma et al., 2017)、EB法では標準化が困難であるなどの理由から、hPSCs多能性を評価するための代替アプローチが現在使用されています。STEMCELL Technologies社のSTEMdiff Trilineage Differentiation Kitではそれらの問題を解決します。

 

【多能性の評価ツール】

STEMdiff Trilineage Differentiation Kit

ヒトES/iPS細胞の3胚葉分化能評価キット
(STEMdiff Trilineage Differentiation Kit、 商品コード:ST-05230)

既存あるいは新規に樹立されたES/iPS細胞株の3胚葉(外胚葉、中胚葉、内胚葉)への分化能を評価するための、簡便なアッセイキットです。キットに含まれる完全培地とモノレイヤー培養プロトコールによって、1週間以内に再現性良く多能性を評価します。研究室で維持している細胞株や、新たに樹立した細胞株の品質管理を簡便に行えます。

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【関連リンク】

 

 

【文献】

 

 

【製品リスト】

商品コード

商品名

梱包単位

ST-07550

hPSC Genetic Analysis Kit

Kit

ST-05230

STEMdiff Trilineage Differentiation kit

Kit